コナギを食べてみました。

まるみつ

2021年09月14日 22:21

前のブログで、コナギが食べれることを知って紹介もしましたが、その時点では自分で食べてみるとは、まったく考えていませんでした。コナギの旬は夏やろうと思ったし、いつも草取りで泥まみれのイメージがあり、うまそうにも思えていませんでした。
てもまだいけるか、食べてみたろかと思いました。


あちこちのコナギを抜いてみました。根の白いところが長くて茶色や紫色も混じっている。あんまりうまそうやないなあ。
しゃあないとそれでいこうかと持って歩いていたら、日陰に葉が柔らかそうなんがある。抜いて洗ってみると、下の方まで緑で少しはうまそう。


さて、それを持って帰り、料理開始。 





強火で炒め、醤油を回りに入れ、しゅんとならないうちに火を止めます。



カツオの削り節をふりかけ、いただき ま~す。

うん、いける! 苦味もアクもない、クウシンサイのよう。飢饉の時には、これ食べれるやんと思いました。


さて、10月に入ると稲刈りです。いよいよ収穫だ、との喜びよりは、田んぼは乾いてくれるのか、機械は故障なしで動いてくれるのか、こちらのカラダは動いてくれるのか、不安なことがまずはコンニチハとやってきます。二週目を稲刈り日とし、今年は皆にも来てちょーだいと呼びかけています。ただしその時点で大阪か京都に緊急事態宣言が出ていたら、来てちょーだいは引っこめます。
みんなに呼びかけながら、ここ何年か、第二週は雨なんだなあ~と、予定はその通りにはいかないのが予定である、との自前の格言が生まれています。

9月第一週に田んぼの水を落としました。


穂も出そろいました。
以前は、落水するとあちこちでザリガニが爪を上にむけて威かくしているのですが、最近はほとんど見ません。今年で3匹ぐらいだったでしょうか。
ザリガニはアメリカザリガニで、食用カエルが持ち込まれたときにエサとして持ち込まれたとか。



水を落とすと、現れた生き物をエサにしようとやってくるアライグマの足跡かな。
まさか、ヌートリアではないやろな。
ここにやってくる鳥や足跡の主が、ザリガニをしっかり食べてくれたのでしょうか。



落水から一週目、稲刈り予定の4週前から田を乾かすための溝上げのはじまりです。



溝上げの泥の中から、今年もコンニチハ。



彼岸花も、ぼちぼちコンニチハ。




吾亦紅(ワレモコウ)にミノムシがぶら下がっている。
カメラをむけると水平になった。挨拶? 気合入れてんの?



畦(あぜ)の草刈りをしていたらコンニチハではなくあわてた様子でマムシが下の田んぼに逃げていった。
・・・・ここからは、苦手な方は、見ないでサヨナラしてください。では、またよろしく・・・・



もう出てこんといてと願ったが、一時間ほどして逃げた辺りを見てみると、


稲の中で潜んでいる。
ここにずっといるわけでもないやろうけど、稲刈りの時に稲の根あたりにいて、稲と一緒に触ってしまって誰かが咬まれたらあかんなあと思い、捕まえることにする。
どうやって捕まえる? 何かで押さえて火バサミで捕まえるか。道具を取りにいきながらお世話になったヒロムさんから昔に教えてもらった方法を思い出す。
手頃な竹を探し切り準備する。こうしている間にもいなくなってくれたらいいのにと思う。向こうから襲ってくることはないし出会いがしらで咬んでくるだけだ。

田に降り近づく。まだそのままいる。Vの字に割った先をマムシの首根っこにゆっくりゆっくりと持っていく。
動かない、動けば追いかけることは難しい、逃げられてしまうだろうな。それも仕方ないか。
竹の先をマムシとともに泥の中に力をこめて差し込む。土から出ている胴がぬたくる。
恐るおそる竹を泥から引き上げると竹の割れ目にしっかりとマムシの首根っこが挟まれていました。