2011年04月16日
4月10日(日)
木漏れ日が心地よいです。
今年もショウジョウバカマが咲きました。先日4月5日は旧暦3月3日、七十二候では玄鳥至となっています。燕(ツバメ)がやってくる頃だそうです。先日、仕事帰りに頭上から「ちゅぴちゃくちゃぴちく」とにぎやかなさえずりが聞こえてきました。なんだろうと見上げると燕が二羽、電線にとまっていました。
季節はめぐってきます。東北の地にも燕は訪れているのでしょうか。

おいしそうです。ハハコグサ、春の七草では御形(おぎょう)だそうで。
以前、中国自動車道を車で走行中に、居眠り運転に追突されて中央分離帯に激突し横転したことがあります。いったい何が起きたかわかりませんでした。車は裏向きです。意識ははっきりとあり体も動く。しかし走行してくる車が次々にぶつかってくる、その恐怖感がすさまじかった。どうにか車から脱出し、路肩に逃げ出し、幸い家族も軽傷ですみました。
その日は近くのホテルに泊まりました。。次の日にせわしく帰路につき、家についてやっとほっとしました。無意識に早く家に帰りたいと思っていたようです。とにかく普通の日常に戻りたかったのだと思います。
仙台在住の作家である熊谷 達也さんが書かれた「大震災日記」(毎日新聞4/14)の次の文章を読んで、自分のわずかな経験を思い出し、気持ちが響きました。
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ところで、私の仕事柄、この1カ月の間に当然ながら、連載中の小説の締め切りが何本かやってきている。正直、この現実を前にして、小説はもう書けないと思った。一行も書きたくなかった。だが、結果的には、できあがった原稿を出版社に送っていた。なぜそうしたのか、何度も自分に問いかけた。
大義名分は何もない。日常を取り戻そうとして懸命に生きている人々の仲間に入れてもらいたかったから、という以上の理由を私は未(いま)だに思いつかない。
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さあ作業です。

顔を隠しているわけではありません。気休めの排気ガス除けです。
苗代の所と畦(あぜ)切りした土を起こしました。
虫も作業でしょうか。

これは巴旦杏(ハタンキョウ)だそうです。
Posted by まるみつ at 08:45│Comments(2)
この記事へのコメント
木漏れ日は美しく幻想的ですね。
事故後の体験、なるほどと納得しました。
東京の交通機関が地震で止まった時、なぜあんなにみんな我が家を目指して長時間歩くのか、疑問に思っていましたが、その理由の一端がわかったような気がしました。
熊谷達也さんの小説は面白いです。
そういえば今大阪市立美術館で「歌川芳国展」があっていますが、奇想天外ユーモア満点、その造形にワクワクしますよ。
17日に私もカメラを持って田んぼやあぜ道に新緑を撮りに行きます。
楽しみ!!
事故後の体験、なるほどと納得しました。
東京の交通機関が地震で止まった時、なぜあんなにみんな我が家を目指して長時間歩くのか、疑問に思っていましたが、その理由の一端がわかったような気がしました。
熊谷達也さんの小説は面白いです。
そういえば今大阪市立美術館で「歌川芳国展」があっていますが、奇想天外ユーモア満点、その造形にワクワクしますよ。
17日に私もカメラを持って田んぼやあぜ道に新緑を撮りに行きます。
楽しみ!!
Posted by eshita at 2011年04月16日 11:05
春ですねえ。人事にかかわりなく巡り来る春の惨です。
蝶はベニシジミですね。ありふれた蝶だけど、ぼくは好きです。
タンポポは、シロバナタンポポを見つけました。ぼくのブログで紹介しますから、見てくださいね。
蝶はベニシジミですね。ありふれた蝶だけど、ぼくは好きです。
タンポポは、シロバナタンポポを見つけました。ぼくのブログで紹介しますから、見てくださいね。
Posted by juran at 2011年04月22日 12:24