オオサカジン

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2012年11月10日

さあ、脱穀です。

 ぼちぼち予報がでた週初めから、週末での脱穀→籾摺(もみす)りをやることに決めました。
脱穀だけは人の都合よりオテントウ様が優先です。昨年は乾きが悪く、籾摺り後に籾がたくさん残ってしまいました。米袋によっては残っていないものもありましたが、ウチにやってきた米袋には多数籾が残っていました。玄米を食べる際にはその籾を取り除くので、米を炊いてくれる家人に非常に負担をかけてしまいました。
ですので、今年は非常に乾きを意識してオテントウ様を一方的ににらんでいました。
 そう言えば、脱穀したあとの籾付きの米を天気のいい日に庭先で、筵(むしろ)の上に広げて乾かして、スズメの番という欠かせない役割には年寄りがあたる、そんな絵がうかびます。ウチの“長屋”マンションの屋上で?、運び上げるだけでも大変です。そんなことを考えながら、今年の乾きをとっても願っていました。

11月3日(土)晴れ
7時半にレンタカーを借り、一度家に寄って米袋などを積み込み出発です。
この週、晴れたり曇ったり雨も降りましたが、週末2日間はお天気の予報。脱穀→籾摺り決行は揺らぎません。

さあ、脱穀です。
峠の池で水を抜いて魚を獲っていました。池の掃除も兼ねているのでしょうか。

さあ、脱穀です。
日が当たっています。乾け乾けうれしいぞ、こちらの気持ちにも日が当たります。

さあ、脱穀です。
9時40分脱穀スタート。
どの田からやろうかいろいろ考え、早くから日の当たる一番上の田から始めました。そして次には一番遅くに日が当たる、一番下の田にします。
いつもは一日目は脱穀だけで、2日目にレンタカーを借りて籾摺りをします。
一晩小屋にお米を置いとくのを避けるのと、その運ぶ作業がかなりシンドク、それを避けるために2日間車を借りて一日ごとに収穫→籾摺り→配達をすることにしました。運ぶ回数も重量も一日当たり半分ですみます。とにかく昨年しんどかったので。腰にもずいぶんダメージがありました。

さあ、脱穀です。
脱穀に適した回転数があります。エンジンをあげて黒丸になるようにします。

さあ、脱穀です。
出てくる出てくる、これも気にしておかねばなりません。見ていないと米があふれたりします。詰まってしまってかき上げるところから煙がでて詰まりに気づいたこともあります。そのつどお米を田んぼにばらまいてしまいます。今回も2度ほど詰まってしまいました。

さあ、脱穀です。
米離れがいいぞ。脱穀しても取れずに残っていることが多々あるので、残っていないととってもうれしいです。

さあ、脱穀です。
稲が長いぞ、立派だぞ。いいお米と思ってしまいます。

さあ、脱穀です。
上の田は10袋収穫し11時半、下の田と下から二つ目の田の一列を脱穀し1時15分に終了。合計20袋収穫しました。

さあ、脱穀です。
引き続き運搬です。田から一輪車に2~3袋のせリヤカーに移しかえ5袋のせて先に置いてある軽トラに積み込みます。
連年は750キロ積みのトラックだったので田の途中まで入ってこれず道路まで運んでいました。軽は入ってこれるのでその分これまた楽になりました。
3時の予約を3時半にして途中で飯をくって籾摺り場に向かいました。

さあ、脱穀です。
取れた籾が吹き出してたところです。隣の銀色のタンクで籾を燃やしているそうで、いい香りがしていました。
16袋と半分、500キロほどの収穫です。うれしいこと籾もほとんど残っていません。
6袋を精米(ぬかをとって白米にし)しました。田んぼに参加してくれた人たちに配って帰ります。減っていくと運び上げる量も減るのでこれまたうれしいです。


二日目、4日(日)晴れ
 この日は助っ人を頼みました。田んぼの貴重な助っ人と言えば、マルさん、ナガさんです。それにアラさんと今回は急きょウチの“長屋”マンションの大家さんでもあるホシさんも参加してくれました。みなさん、声を掛けると気持ちよく参加の声が返ってきます。ありがたいことです。
 レンタカー2日間作戦には大きな助けがあります。レンタカーを一晩どっかに停めておかねばなりません。ここで大家さんに頼みました。大家さん自分の車を知人のところへ動かしてくれ、レンタカーをマンション下に停めておくことができました。経費ずいぶん節約です。
 本当にありがたいことです。ありがとうございました。

さあ、脱穀です。
9時半すぎに着くともうマルさんが来て作業してはりました。1時間半は来るのにくくると聞いているので、寸分早くに出てきはったのだとおもいます。ありがたいことです。
さっそくこちらは脱穀開始です。
皆さんには、竹の片づけ・米運び・落ち穂脱穀仕残し拾いをお願いしました。

さあ、脱穀です。
この運ぶ作業もしんどいのです。脱穀と同時に運ばれるのでとっても助かります。

さあ、脱穀です。
山栗、あんまり採れんかったみたいやね。

さあ、脱穀です。
お昼ごはんもナガさん弁当作ってきてくれてよばれました。
竹運びは自分一人では丸一日かかる作業です。
みなさんありがとう、おつかれさんでした。

この日は籾摺り後11袋半収穫。合計28袋、840キロが今年の収穫でした。田んぼさんオテントウ様、そして田んぼに参加してくれたみなさん、そしてそして、マルさんナガさんを筆頭に貴重な助け人の方々、ほんとおおきに。
そして今後もよろしゅうに。

さあ、脱穀です。



Posted by まるみつ at 08:18│Comments(3)
この記事へのコメント
脱穀、籾すり完了、おめでとうございます。
樹懶舎では8日に蕎麦の刈り取りをしました。さて、ざる蕎麦何枚とれるでしょうか・・・。^^
このたび樹懶舎もネットに繋がりました。これでよりヴィヴィッドに「休日通い」に反応できることでしょう。
Posted by juran at 2012年11月10日 09:24
こんなに沢山のかたの好意が集まってお米が届くのですね。
それもこれもみっちゃんの日ごろの働きを知って喜んでやってくるのだと思います。ほんとうにありがとう!
お陰で今年も新米を食べることが出来ます。
美しいリンドウの花がお米の収穫を祝ってくれているようです。
Posted by eshita at 2012年11月11日 14:36
池の水を抜いて大掃除をするのは、昨年もしていましたね。
人々の暮らしの有り様をみるようで、民族学的にとても興味あります。
魚をとるという余碌のほかに意味があるようにおもえます。
今度、長居植物園の中の自然史博物館で聞いてみましょう。
Posted by eshita at 2012年11月12日 23:43
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