オオサカジン

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2019年01月27日

田んぼから沖縄をおもう。

 田んぼの近くに陸上自衛隊の弾薬庫があります。東畑から祝園(ほうその)方面に道を下ると、フェンスが見えるくらいで身近なものではありません。「田んぼには、いいところだったがとられた」とか、「戦後米軍がおって、残飯捨て場に入ってごちそう食べたわ」、などの話を道普請のときに聞いたくらいです。
 田んぼへの地道をはいると、水をためる時期にいつも道が湿っているところがあります。その田んぼの人に水の漏れを尋ねると、戦争中、燃料にするために松を伐採し運び出す道を造ったときに田んぼの床(とこ)を割ったんやろうと話してはりました。田んぼの床とは、水が漏れないように粘土質の土を敷きつめたものです。田んぼはそうやって造るんだそうで、もちろんこちらはそんな作業はやったことはなく恩恵にさずかっているだけです。
 時々、地響きを立てるようにジェット戦闘機が飛んでいったことがあります。奈良には航空自衛隊の基地はありますが、航空自衛隊幹部候補生の学校があり、ジェット機の発着はやっていないようです。どこから来てどこに飛んでいくのでしょうか。
 私にとっての基地とはこのくらいなものです。ただジェット機が飛んでいくときの轟音を体験するたびに、沖縄ではこれが日常なのかなと思います。
 とうとう辺野古の埋め立てがはじまってしまいました。埋め立て反対をはっきりと主張した玉城デニーさんを知事に選んだ沖縄の人たちの意志を全く無視してです。
 東京ではオリンピック、大阪では万博。にぎやかで浮かれた日々がこの先つづくのかと思うととても憂うつです。いや、憂うつというより、沖縄に基地を押し付けている本土人、大阪人としてとても恥ずかしい、そして後ろめたい気持ちでいっぱいです。
 辺野古の埋め立てをこちらのラジオ・テレビ・新聞が報じるときに、「米軍普天間基地の名護市辺野古への移設」と必ず言います。「移設のための埋め立て」を毎回宣伝しているように思えます。
 しかし実際は辺野古に、沖縄に、新しい軍事基地をつくろうとしているのです。
 沖縄に新しい基地をつくるな。 そのために沖縄の海を埋めるな。 ニュースを耳にするたびに思います。

はい、休日田んぼ人はいま、こんなことをおもっています。
 

「お気に入り」に『海鳴りの島から』という目取真俊さんのブログを入れました。毎日毎日、新基地建設とたたかっている人たちがいます。
こちらは大阪にいて、このブログを読むくらいしかできていません。
最近のブログに、沖縄で放送されたものが紹介されていました↓。ぜひみてください。
https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/214cab7d85a125c59f7047ed1d13ab78

『通販生活』(カタログハウス)の春号に玉城知事のインタビュー記事が載っています。こちらの胸をつく言葉がたくさんあります。180円、いま書店にあります。



田んぼから沖縄をおもう。
虹、見えるかな。



Posted by まるみつ at 01:19│Comments(1)
この記事へのコメント
虹、見えます。きれいです。
今日の朝日新聞社説に辺野古のことが書かれています。軟弱地盤のこと、それを国は隠していたこと、サンゴは移植した、という安倍さんおウソ、うんざりします。うんざりしていてもなにも良くならないので、抗わねばならないのだけれど、なにをしたらいいのかわからない。
Posted by juranjuran at 2019年01月27日 08:54
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