休日通いの田んぼ便り

予告編とパタゴニア特別限定版の2つを見ました。ほんとうに驚きました。いまだにダムを作ろうとしていること、それが50年間もつづいていること、そして住民の長い抵抗が続いていること。その抵抗の真っ当さ、明るさ、健やかさにも驚かされます。でもやはり涙がこぼれます。なんでこんな目にあわないかんねん！
昔、岐阜の徳山村という山村がダムに沈んだことを思い出しました。その村は抵抗しきれず、補助金目当てに多くの人が敷地に木を植えたり、掘立小屋を建てました。樹木1本1本、建物1棟1棟に補助金が付くからです。そして人心は荒廃してゆきました。立ち退いた後、都市部郊外に豪華な屋敷を建てた人が多くあったようですが、元の人の繋がりのないところで孤立し、苦しんだ人が多かったと聞きます。ほたるの川のまもりびとたちはそうならずに元気でおられる、そのことがすばらしい。でも、なんでそんな目にあわねばならんのか！