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2021年04月12日

映画

雨のつづく日曜日(4月4日)に映画を観てきました。
映画
知事さんの映画かと観るつもりはなかったのですが、新聞で紹介を読んで、抱いていたイメージとは違うぞと思い、久しぶりに七芸(ナナゲイ)に行ってきました。

「生きろ」と言えない時代があったのだと、ひしひしと感じさせてくれる映画でした。死ぬことが名誉とされ、生きることは恥とされる その恐ろしさ。
そして軍隊は、住民を決して守らないものだとつくづく思い知らされました。逆に住民を巻き添えにし、自分たちのために住民を殺す。軍隊が守るのは、その時の体制(権力者)だと映画を観て思い、今の時代を見回しても思います。
その時代に自分がいたなら、自分より弱いものを踏みつける人間に軽々となっていただろうなと思います。

数日後、映画を思い出しながら「生きろ」と言ってもらえない人たちは、今もいるなと思いました。

『生きろ 島田 叡(あきら) ――戦中最後の沖縄県知事』


タグ :映画


Posted by まるみつ at 22:52│Comments(2)
この記事へのコメント
国家とは外に向け戦争という装置を、内に向け死刑という装置を備えていてこそ、国家たりうるのだと聞きます。
Posted by juranjuran at 2021年04月13日 09:07
この映画の案内は私も手にしていました。心揺さぶられながら、とうとういけなかったのです。書いて下さって有難うございました。
いつの時代にもこういう人がいるのですよね。

そろそろ田植えの季節になってきたなあ・・・と思いながら過ごしています。

私は五月が近づくと、竹内浩三の「五月のように」という詩を思います。
~あおぞらのように 五月のように みんなが みんなで 愉快にいきよう ~と結ばれています。
終戦間際の45年4月9日、フィリピン・バギオで戦死した彼は23歳でした。
今年は彼の生誕100年祭が伊勢で催されます。 
案内には、浩三自身が描いた絵の「地面に腹ばいになってアリのケンクワをみる」のイラストが載っていて、いかにもおもしろうなその様子を目にしたこちらまで楽しくなります。
コロナで大変な時なので伊勢までお越しいただくのはどうかと思うので、11月の催しのときに来てくださいと、主催者から電話がありました。
久々に聞いた友人のその声に心弾み、改めて竹内浩三の著作を読んでみようと思ってます。
なんか心沈む日常に元気が出てきそうな気がしてます。
Posted by とんび at 2021年04月16日 10:55
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